トラベルキングの旅行記Ⅱ

★2019年7月にヤフ-ブログより引越してまいりました。現在、各記事の修正を進めております。旅行記を地域別にご覧になる際は、カテゴリの「東日本編」「西日本編」よりお入りいただくと便利です。

立山黒部アルペンル-トと能登半島 <2002/4/27~29[夜行1泊2日]>③終







<4月29日:2日目>
1:30に起床して身支度を整え、滑川(なめりかわ)港にある「ホタルイカミュ-ジアム」へ向かいます。
3:00出港の観光船に乗船し、間近に「ホタルイカ漁」を見学しました。ホタルイカが放つ青い光がきれいでした。
昨日の夜行に加え本日の仮眠と、ハ-ドスケジュ-ルのため睡眠不足がたたり、船酔いをしてしまいました。
1時間ほどで帰港し、しばらく仮眠をとりました。5:00に滑川港を出発し、富山湾に沿って西へ進めていきます。

高岡市・氷見市を経て、石川県七尾市に入りました。和倉温泉にて朝食をとり、能登半島を横断します。
輪島で朝市を見学後、半島西海岸に沿って北上し、能登半島先端の「禄剛崎」(ろっこうざき)に到着しました。
「禄剛崎灯台」周辺を散策後、半島東海岸に沿って南下していきます。穴水市内にて昼食をとりました。
此木インタ-より能登道路に入り、千里浜(ちりはま)インタ-まで走り、「千里浜海岸」にて休憩をとりました。
半島の付け根を横断し、氷見市・高岡市を経て富山市内に入り、レンタカ-を返却し富山駅へ向かいました。
16:55発の名古屋行き「L特急・ワイドビュ-ひだ20号」に乗車し、岐阜には20:17に到着しました。

旅を終えて・・・・今回は、2日間でアルペンル-ト通り抜けと能登半島一周という強行軍の旅となりました。
現地では、初めてレンタカ-を借りて観光しましたが、低料金で気軽に利用でき新しい発見となりました。
次回のアルペンル-トは、紅葉シ-ズンに立山側から黒部側へ通り抜けてみたいです。

画像1枚目:滑川港・ホタルイカ漁観光船・・・・毎年4月上旬から5月上旬の1ヶ月間運航されます。
画像2枚目:輪島の朝市・・・・地元の人が持ち寄った野菜や海産物を売る市で、観光客の姿が多く見られます。
画像3枚目:白米(しろよね)千枚田・・・・国道249号線と日本海の僅かな崖地に作られた棚田です。
画像4枚目:禄剛崎灯台・・・・1883年に初点灯された白亜の石造灯台で、日本海航路の要所となっています。
画像5枚目:千里浜海岸・・・・「日本の渚100選」に選ばれ、なぎさドライブウェ-として車両も通行できます。
画像6枚目:高山本線キハ85系/富山にて・・・・名古屋方面最終の特急列車で、3両編成で出発します。

  1. 2007/10/22(月) 23:55:00|
  2. 旅行記<2002年>
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岐阜バス 貸切車輌の歴史 [1] <ボンネットバス編>

 貸切バス運行開始 (昭和25年)

 
戦後の混乱期を脱し、経済事情の好転により、国民の暮らしにゆとりが生じてきました。
人々は、生活の余暇を行楽や観光旅行に求めるようになり、団体旅行が盛んになってきました。
岐阜バスでは、貸切事業の将来性とメリットに着目し、1950年 事業開始免許を取得しました。
営業開始当時の認可車輌はわずか6輌で、そのうち 貸切用として新造されたのは1輌のみでした。
他の車輌は、定期車輌を流用したものを使用していましたが、車輌の良否が団体旅行の獲得に
大きく影響することに留意し、積極的に貸切車輌の開発 および 増車に力を入れていきます。 

 (愛称なし) 



▲(トヨタ[刈谷] BL/1949年式)・・・・貸切1号車。全国に先駆けて導入されたロマンスシ-ト車です。
ロマンスシ-トとは2人掛けのシ-トを指し、当時としては珍しく、進行方向を向いて設置しています。
ボディメ-カ-は刈谷車体(現 トヨタ車体)で、トヨタ自動車のトラック・バスのボディを架装しました。
ボディ側面には、乗降扉付近に「GIFU BUS CO.LTD」、中央に「岐阜乗合自動車」と表記されています。
車内は、横5席(正席4+補助席1)×5列で25人乗りとなっています。

 (愛称なし) 



▲(トヨタ[刈谷] 型式不明/1951年式)・・・・貸切2号車。貸切車専用の新デザインを初採用しました。
乗降扉上の窓には「SPECIAL」の表記があり、ハイバック式のロマンスシ-トを採用しています。
採光性と展望性を売り物にする側天窓は、当時の観光バスの必須アイテムのひとつです。
車内は、横5席(正席4+補助席1)×5列で25人乗りとなっています。

 しろばら 



▲(日野[新日国] BH10/1952年式)・・・・貸切3号車。特別仕様の大型ロマンスシ-ト車です。
ボディメ-カ-は新日国(にっこく)工業で、全シャ-シメ-カ-のバスのボディを架装しました。
乗降扉上には「SPECIAL」の表記があり、側窓は当時としては珍しく固定式となっています。
車内は、横6席(正席4+補助席2)×7列で42人乗りとなっています。

 しらぎく 



▲(トヨタ[梁瀬] 型式不明/1952年式)・・・・最後部に独立したサロンル-ムを設けた特別仕様車です。
ボディメ-カ-は梁瀬自動車(現 ヤナセ)で、大手メ-カ-にない特注ボディをメインに架装しました。
当時より花の名前の愛称が付けられ、乗降扉の後方に「しらぎく」の表記とエンブレムが確認できます。
車内は、横4席×3列の後ろに横向きシ-トが4席、サロンル-ムが8席で24人乗りとなっています。

 (愛称なし) 



▲(日野[新日国] BH11/1953年式)・・・・側天窓を装備しない一般的な仕様です。
乗降扉の前方にサボ(定期・貸切)が掲げられ、汎用貸切車として使用されました。
リヤエンジンバス登場後、ボンネットバスは順次 定期車輌に転用されました。
車内は、横6席(正席4+補助席2)×8列で48人乗りとなっています。


★ボンネットバスとは・・・・
運転席より前、客室外のフロント部にエンジンを設けた構造のバスで、古くから存在する形態です。
三菱・日野・いすゞ・トヨタなどが生産するシャ-シに、数多くのボディメ-カ-が架装しました。
1971年には量産型のボンネットバスの生産が中止され、一旦は国内から消えることになります。
その後、昔懐かしいボンネットバスとして運行されるようになり、現在でも数台が動態保存されています。
近年は、マイクロバスのシャ-シを利用したレトロ調ボンネットバスが、観光地などで運行されています。
また、床下にエンジンを置かないことから低床化が容易なため、ノンステップバスとして生産されました。

★貸切バスとは・・・・
観光を主目的としたバスを観光バスといい、道路運送法では「貸切バス」(一般貸切旅客自動車運送事業)といいます。
一般的な団体貸切バスのほか、バスツア-に代表される会員募集型の貸切バス、契約型の貸切バス輸送があります。
団体でバスを貸切る場合、車種区分によって決められる運賃(時間制・キロ制など)と料金の合計が必要となります。
料金には、深夜早朝運行料金(最大2割増)・航送料金・回送料金・特殊車輌割増料金(最大5割増)などがあります。
一般的に、運転士1名とバスガイド1名が乗務し、バスガイドは観光案内・車内の清掃・後退誘導などを行います。
夜行や長距離運行の場合、運転士2名が交代で乗務することが多く、また近年、ガイドレスの運行も増えています。

☆各画像は、社史「三十年のあゆみ」(1974年発行)、「歴代観光バスの下敷き」(2007年発売)より抜粋しました。

  1. 2007/10/20(土) 13:24:00|
  2. 岐阜バスの貸切車輌
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北勢地区 ナロ-ゲ-ジ路線の旅 <2007/10/14[日帰り]>②終







15:01発の近鉄名古屋線・伊勢中川行き「普通」に乗り換え、近鉄四日市には15:09に到着しました。
15:30発の近鉄内部(うつべ)線に乗り換え、終点・内部には15:47に到着しました。
三岐鉄道・北勢線と同じ規格のナロ-ゲ-ジ路線です。狭い車内は、地元高校生らで満員となりました。
折り返し16:05発の列車に乗車し、終点・近鉄四日市には16:22に到着しました。
16:47発の近鉄名古屋線「特急」に乗り換え、終点・近鉄名古屋には17:14に到着しました。
名古屋17:30発の東海道本線・米原行き「新快速」に乗り換え、岐阜には17:49に到着しました。

画像1枚目:近鉄2000系/近鉄四日市にて・・・・標準軌の路線は、揺れもほとんどなく快適そのものです。
画像2枚目:近鉄四日市駅(内部・西日野方面のりば)・・・・名古屋線・高架ホ-ムの改札を出る必要があります。
画像3枚目:近鉄260系(ラッピング車両)/近鉄四日市にて・・・・北勢線用車両とともに非冷房となっています。
画像4枚目:近鉄260系車内・・・・通路を挟んで各1列ずつ固定クロスシ-ト(進行方向)が並びます。
画像5枚目:東海道を示す道路案内板・・・・内部線は、国道1号線(東海道)と並行して走ります。
画像6枚目:近鉄12200系/近鉄四日市にて・・・・近鉄特急の最大勢力で、各線にて活躍しています。

  1. 2007/10/17(水) 23:17:00|
  2. 旅行記<2007年>
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北勢地区 ナロ-ゲ-ジ路線の旅 <2007/10/14[日帰り]>①







今回は、三重県北勢地区を走る軽便(けいべん)鉄道の路線に乗車してきました。
軽便鉄道の定義として、一般的な鉄道の規格より低い水準で建設された鉄道を指します。
一般に、狭軌未満の路線を「特殊狭軌線」あるいは、趣味的に「ナロ-ゲ-ジ」と呼びます。
レ-ル幅は、標準軌(1435ミリ)・狭軌(1067ミリ)に対し、762ミリとかなり狭くなっています。
全国で旅客営業用として現存するのは、三岐鉄道・北勢線と近鉄内部線・八王子線のみとなっています。

岐阜10:48発の東海道本線「新快速」に乗車し、終点・大垣には10:59に到着しました。
11:14発の養老鉄道・養老線に乗り換え、終点・桑名には12:20に到着しました。
養老鉄道は、去る10月1日に近鉄から運営を引き継いだ新しい鉄道会社です。(第二種鉄道事業者)
昼食後、西桑名12:52発の三岐鉄道・北勢線に乗車し、終点・阿下喜(あげき)には13:46に到着しました。
周辺を散策後、タクシ-にて最寄の三岐鉄道・伊勢治田(はった)駅へ移動しました。
14:23発の三岐鉄道・三岐線に乗車し、終点・近鉄富田には14:56に到着しました。

画像1枚目:大垣駅・・・・養老鉄道は、大垣~揖斐間・大垣~桑名間の2路線を運行しています。
画像2枚目:養老鉄道610系/大垣にて・・・・自転車を車内に持ち込める「サイクルトレイン」です。
画像3枚目:西桑名駅・・・・三岐鉄道・北勢線は、2003年に近鉄より営業譲渡されました。
画像4枚目:三岐鉄道ク134ほか2両/西桑名にて・・・・車幅2100ミリ程度の超ミニ車両です。
画像5枚目:伊勢治田駅・・・・三岐鉄道の名は、当初 関ヶ原まで敷設する計画であったことに由来します。
画像6枚目:三岐鉄道101系/近鉄富田にて・・・・三岐線の車両は、西武鉄道からの移籍車で占められます。

  1. 2007/10/15(月) 23:12:00|
  2. 旅行記<2007年>
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岐阜バスにみる「デラックス観光バス」の系譜







国内旅行の手段のひとつとして、観光バス(貸切バス)の利用が挙げられます。
乗車の機会として、遠足・修学旅行・会社の親睦旅行をはじめ、バスツア-への参加などがあります。
貸切バス需要は、1970年の大阪万博を契機に旅行ブ-ムが始まり、右肩上がりの成長を続けます。
バブル期を過ぎても、90年代中盤までは横ばいの状態が続きましたが、その後衰退方向に転じます。
原因として、旅行形態の変化による市場縮小が考えられます。企業の福利厚生のあり方が見直され、親睦旅行が
めっきり減りました。また、インタ-ネットの普及により、個人旅行客のバスツア-離れが顕著にみられます。
これに追い討ちをかけたのが、2000年に施行された貸切バス事業への新規参入の規制緩和です。
小規模事業者が増え、価格競争の激化により、従来の事業者は撤退または事業縮小を余儀なくされています。

このような経緯を踏まえ、ここでは地元のバス事業者「岐阜乗合自動車」(通称:岐阜バス)を取り上げます。
岐阜バスは、1943年 岐阜市を中心とした12の事業者が統合して発足し、乗合バスの運行を開始しました。
1950年には貸切事業を、1971年には航空事業をスタ-トさせ、順調に業績を伸ばしていきました。
また、名鉄グル-プの一員でありながら、「西濃観光バス」「華陽観光バス」「新東海観光バス」「京都観光バス」
「華陽自動車興業」などグル-プ会社を傘下におき、長年にわたり「岐阜バスグル-プ」を形成してきました。
しかし、事業縮小は避けられず、90年代後半よりグル-プ会社の整理・統合を進めていきます。
2002年には、同社の貸切バス部門は「岐阜バス観光」に分社化され、現在に至っています。

岐阜バスは、古くから「デラックス観光バス」の導入に積極的なバス事業者として広く知られています。
常に業界の先陣を切り、昭和40年代には全国初の寝台バス・カラ-テレビ付バスなどを登場させました。
それでは、貸切事業スタ-ト時の車輌より順に紹介していきます。画像は、岐阜バスオリジナル商品の下敷き
をはじめ、自身が所有する同社の販売促進用パンフレット、自身が撮りためた写真より抜粋していきます。
時代の最先端をゆく貸切バスの外観や車内の画像を通して、当時の社会情勢も垣間見ることができます。
鉄道や航空機などとは異なり、かなり専門的な内容も含まれますので、出来る限り補足説明をしていきます。
私個人の趣味的内容となりますが、興味がある方はご覧になってください。コメントもいただけると幸いです。

画像1枚目:「すゞかけ」(三菱ふそう[新三菱] R270/1956年式)・・・・花のネ-ムの観光バスの1台です。
画像2枚目:「ハイス-パ-TV32」(三菱ふそう[川崎] B905N/1971年式)・・・・オバQの寝台バスです。
画像3枚目:「ロイヤル60」(三菱ふそう B907S/1975年式)・・・・前頭部が突出したジャンボスタイルです。
画像4枚目:「カイゼル32」(三菱ふそう MS513R/1978年式)・・・・後部サロン付のパノラマデッカ-です。
画像5枚目:「レッドキング」(三菱ふそう P-MS729S/1988年式)・・・・36人乗り回転サロン付寝台バスです。
画像6枚目:「ス-パ-サンライズ」(三菱ふそう U-MS826P/1995年式)・・・・59人乗り一般車です。

☆各画像は、「歴代観光バスの下敷き」(2007年発売)より抜粋しました。

  1. 2007/10/13(土) 20:07:00|
  2. 岐阜バスの貸切車輌
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