トラベルキングの旅行記Ⅱ

★2019年7月にヤフ-ブログより引越してまいりました。現在、各記事の修正を進めております。旅行記を地域別にご覧になる際は、カテゴリの「東日本編」「西日本編」よりお入りいただくと便利です。

男はつらいよシリ-ズ <第44作・寅次郎の告白>

 男はつらいよ 寅次郎の告白 (1991年12月公開) 


山陰地方を旅する寅次郎は、鳥取で偶然泉と再会する。母の再婚を素直に喜べない泉は、そんな自分が嫌で旅に出ていたのだった。
一方、泉からの絵はがきで後を追ってきた満男は、寅次郎が一緒なのでびっくり。満男と泉の恋が一歩前に進むシリ-ズ第44作。
◆マドンナ/後藤久美子(及川泉役)・吉田日出子(料亭の女将:聖子役) ◆主要ロケ地/鳥取県倉吉・岐阜県蛭川

 オ-プニング 

「川が流れております・・・」 寅次郎のナレ-ションで幕が開け、木曽川の橋梁を渡る急行形電車が映し出されます。
中央本線・落合川駅に降り立った寅とポンシュウ。もたつくポンシュウのせいで、バスに乗り遅れてしまいます。
怒って足蹴りする寅次郎。「そうです。私の故郷と申しますのは東京は葛飾柴又。江戸川のほとりでございます。」 
主題歌内では、奥恵那峡下りの遊覧船にも乗り遅れた二人が、農家の小船に便乗させてもらい木曽川を下ります。

 心に残る名場面 ① 

鳥取砂丘にて再会を果たした満男と泉、そして寅次郎。三人は寅の昔馴染みの料亭に立ち寄り、昼食をとります。
女将が戻り、昔話に花が咲きます。女将は、かつて寅次郎が所帯を持とうと思った女性であると告げられる二人。
女将は別の人と一緒になったが、その夫とは1年前に事故で死に別れたと聞かされ、皆で墓参りに出掛けました。
その晩、女将と寅次郎は酒を酌み交わし、女将に言い寄られた次の瞬間、覗き見していた満男が池に落ちました。 

 心に残る名場面 ② 

バス停で女将に見送られ、鳥取駅へ向かう三人。寅次郎とホ-ムで別れ、満男と泉を乗せた列車が出発しました。
満男は黄色いハンカチを持つ泉の手を握ります。泉は満男の手をもう片方の手で包み込み、強く握っていきます。
友達の枠からようやくその先へ踏み出し、お互いの愛情を確かめる二人。泉への初めての愛の告白となりました。
名古屋に戻った泉は、「幸せになって」と母の再婚を許します。一方、満男は寅次郎の恋話を両親に報告しました。

 エンディング 

正月を迎えた諏訪家。三人で帝釈天にお参りする約束をドタキャンし、友達とバイクで横浜へ行こうとする満男。
出発しようとしたその時、前方から泉がやってきます。家に招き入れ、「俺は今帰ってきたんだよ」と嘘ぶきます。
場面は変わり、岐阜の安弘見神社でバイをする寅次郎とポンシュウ。サブが現れ、就職の報告 ならびに婚約者を
紹介されます。寅の啖呵売が始まり、すかさずサクラにまわるサブ。客がどっと増え、エンディングを迎えます。

 総 括 

泉らが訪れた楽器店の売場主任を演ずるのは、「イモ欽トリオ」の山口良一。30代半ばの彼は若々しい印象です。
倉吉にて一宿を提供する駄菓子屋の老婆を演ずるのは、シリ-ズ常連の杉山とく子。味のある演技が光りました。
チョイ役でお馴染みの笹野高史。今作では満男の投石が当たって激怒する釣り人を演じ、しつこく追いかけます。
「幸福の黄色いハンカチ」「遥かなる山の呼び声」に続き、山田作品で鍵となる黄色いハンカチの演出を行いました。

 PLAYBACK 1991 

■1991年(平成3年)のできごと・・・・クウェ-トで湾岸戦争勃発(1月17日)/信楽高原鉄道衝突事故(5月14日)
 雲仙普賢岳で火砕流発生(6月3日)/日本プロサッカ-リ-グ発足(11月1日)/ソビエト連邦崩壊(12月25日)
■1991年(平成3年)のヒット曲・・・・ラブ・スト-リ-は突然に(小田和正)/あなたに会えてよかった(小泉今日子)
   SAY YES(CHAGE & ASKA)/ALONE(B'z)/どんなときも。(槇原敬之)/それが大事(大事MANブラザ-ズバンド)

★ロケ地を訪ねて(本編の登場順)

☆画像:男はつらいよ 寅次郎の告白 <パイオニアLDC・定価4700円> 本編104分[主音声モノラル]
◇ジャケット(裏面)紹介・・・・渥美清と吉田日出子(左上)、吉岡秀隆・渥美清・後藤久美子(中下)

  1. 2021/03/27(土) 00:00:00|
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ヤマト運輸 クロネコマ-ク変更


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宅配便最大手のヤマト運輸を傘下に持つ「ヤマトホ-ルディングス」では、4月より新しい「クロネコマ-ク」の使用を開始します。
ヤマト運輸は、1976年に関東地方を対象とした「宅急便」サ-ビスを開始し、離島を含む全国ネットワ-クを完成させました。
夕方までに集荷した荷物を、翌日の午前中に全国(一部例外あり)に届けることが可能で、定時性の高さを武器に急成長しました。
トラック(自社・庸車)をはじめ、ヤマト専用コンテナ列車(東京~大阪間)・航空貨物など、あらゆる手段を使い輸送しています。
ネット通販の急成長による荷物の急増で業務過多に陥り、コロナ禍における巣ごもり需要の増大でさらに拍車がかかっています。
宅配サ-ビスが無かった幼少時代、富山の親戚へ小包を送るのに岐阜駅まで出向き、鉄道郵便を利用していた頃が懐かしいです。

画像1枚目:新しいクロネコマ-ク・・・・「親子クロネコ」として1957年に制定されて以来、初のデザイン変更となります。
画像2枚目:集配用トラック(トヨタ博物館にて)・・・・今後、白地に黄色のアクセントカラ-が入るデザインに変更されます。

関連記事:トヨタ博物館2006・・・・https://travelking0105.blog.fc2.com/blog-entry-951.html

■ヤマト運輸・公式ホ-ムペ-ジ・・・・https://www.kuronekoyamato.co.jp/ytc/customer/

  1. 2021/03/20(土) 00:00:00|
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関善光寺とフェザ-ミュ-ジアム <2021/2/13[日帰り]>②終


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フェザ-安全剃刀(本社大阪)の企業博物館「フェザ-ミュ-ジアム」(無料)へ移動し、入場しました。
同社は、日本の剃刀(カミソリ)・替刃メ-カ-で、岐阜県関市と美濃市に生産拠点を置いています。
関市は「刃物のまち」として知られ、同地創業でライバル会社の「貝印」も市内に生産拠点を置きます。
館内展示物を見学後、11:00に出発し、国道156号線を走り、12:00 岐阜に到着しました。
☆本日の走行距離:54Km

画像1枚目:建物外観・・・・剃刀と精密刃物を展示する世界初の刃物の総合博物館です。(2016年 建替OPEN)
画像2枚目:エントランスホール・・・・「ジャイアントフェザ-」と呼ばれる巨大モニュメントが出迎えてくれます。
画像3枚目:フェザ-・ヒストリ-・・・・過去の製品から最新製品まで、フェザ-の歴代製品を一堂に展示します。
画像4枚目:カミソリウォ-ルとヒゲ博士(右端)・・・・壁一面に剃刀の替刃が敷き詰められ、絵柄が確認できます。
画像5枚目:「切る」のたくさん・・・・「切る」をテ-マとして、石器時代から現代までを紹介する展示スペ-スです。
画像6枚目:収蔵展示・・・・収蔵点数は1万以上。刃物の歴史と奥深さを実感できる展示スペ-スとなっています。

関連記事:関市(旧板取村)2020・・・・https://travelking0105.blog.fc2.com/blog-entry-1050.html

■フェザ-ミュ-ジアム・公式ホ-ムペ-ジ・・・・https://www.feather-museum.com/

  1. 2021/03/13(土) 00:00:00|
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関善光寺とフェザ-ミュ-ジアム <2021/2/13[日帰り]>①


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今回は、マイカ-利用で 岐阜県関市にある「関善光寺」と「フェザ-ミュ-ジアム」へ行ってきました。
岐阜を8:30に出発し、国道156号線を走り、9:30 「関善光寺」(正式名称:宗休寺)に到着しました。
長野・山梨・愛知・岐阜に6ヶ寺ある「善光寺」のうちの1ヶ寺となります。2021年は7年目ごとに一度
の御開帳の年ですが、「信州善光寺」では新型コロナウィルスの感染拡大により、1年の延期を決めています。
本堂を拝観後、日本で唯一 卍型の戒壇に入る「卍戒壇巡り」(300円)を体験し、堂の下の暗所を歩きました。

画像1枚目:本堂を見上げる・・・・入母屋造の屋根を丁字に組合せ、間口に比べ奥行が長い善光寺特有の建物です。
画像2枚目:参道を進む・・・・安桜山の麓に位置し、桜・紅葉のほか、サザンカ・ツツジの名所として知られます。
画像3枚目:コロナ時代の手水舎・・・・感染防止のため、通常置かれる柄杓は撤去され、流れる水で手を清めます。
画像4枚目:本堂・・・・寛政10年、宗休寺にて信州善光寺の出開帳が行われた縁で、善光寺如来が安置されます。
画像5枚目:大仏殿・・・・旧本堂で、木造阿弥陀如来坐像と両脇侍坐像(ともに中尊寺より伝わる)が安置されます。
画像6枚目:関市街地を眺望・・・・刃物の生産が盛んで、また日本全体の人口重心が存在することでも知られます。

関連記事①:信州善光寺2009・・・・https://travelking0105.blog.fc2.com/blog-entry-547.html
関連記事②:元善光寺2011・・・・https://travelking0105.blog.fc2.com/blog-entry-780.html

■関善光寺・公式ホ-ムペ-ジ・・・・https://www.seki-zenkoji.jp/

  1. 2021/03/06(土) 00:00:00|
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