映画「男はつらいよ」 シリ-ズ後半24作品
第27作より満男役が吉岡秀隆となり、また、関敬六・美保純・笹野高史など常連キャストの起用が増えていきます。
第27作・46作に松坂慶子(別役)、第32作・38作・41作に竹下景子(別役)がマドンナとして出演しています。
第42作以降は、渥美清の体調不良に配慮し、寅次郎・満男それぞれにマドンナが配置される設定に変更されました。
満男のマドンナとして、第46作・47作を除く5作品に後藤久美子(及川泉役)が出演し、二人の恋が描かれました。
第30作を超えた時点で世界最長の映画シリ-ズ(作品数)となり、「ギネスブック国際版」において認定されています。
シリ-ズ終盤は年1回の公開となったため、第24作までの10年半に対し、第48作までは16年を要しています。
第25作 ~ 第32作 1980年8月公開 ~ 1983年12月公開
■第25作「男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花」(1980年8月公開)
■第29作「男はつらいよ 寅次郎あじさいの恋」(1982年8月公開)
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☆画像:「男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎」劇場公開用ポスタ-
第33作 ~ 第40作 1984年8月公開 ~ 1988年12月公開
■第40作「男はつらいよ 寅次郎サラダ記念日」(1988年12月公開)
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☆画像:「男はつらいよ 幸福の青い鳥」劇場公開用ポスタ-
第41作 ~ 第48作 1989年8月公開 ~ 1995年12月公開
■第48作「男はつらいよ 寅次郎紅の花」(1995年12月公開)
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☆画像:「男はつらいよ 寅次郎の青春」劇場公開用ポスタ-
★第48作「寅次郎紅の花」の後に公開された3作品
渥美清の逝去により、製作予定であった第49作「寅次郎花へんろ」とほぼ同じキャストで、渥美清への追憶映画として
1996年12月に「虹をつかむ男」が公開されました。翌年11月には、第49作「寅次郎ハイビスカスの花 特別篇」が
公開され、満男が寅次郎を回想する内容となりました。また、既存映像を流用したCG合成で寅次郎が登場しています。
2019年12月には、シリ-ズ50周年記念作品として第50作「お帰り 寅さん」が公開され、現在のくるまやとそれ
を囲む人々の人間模様が、過去のシリ-ズ映像と絡め描かれています。本作のみの女優復帰となった後藤久美子の出演も
話題となりました。なお、世界一の長編シリ-ズとしての「ギネス世界記録」は全48作で、これらの作品は含まれません。