★1975年12月公開 「第2作・爆走一番星」 <以下DVDジャケットより抜粋>
お馴染み文太・キンキンが、東京を振り出しに姫路・福岡・長崎を突っ走る「トラック野郎」シリ-ズ第2弾!
ドライブインのアルバイト女子大生・高見沢瑛子に一目惚れした桃次郎が、何故かバキュ-ムカ-の女運転手・
千秋に一方的に惚れられたり、ダンプの運転手・ボルサリ-ノ2との激烈なカ-チェイスを展開したり・・・・
二人の行く手は、女難災難で大騒ぎ!もちろんホロリとさせる人情話も盛り込んで、笑えて泣ける痛快編である。
出演は、菅原文太・愛川欽也の名コンビに加え、マドンナにあべ静江、バキュ-ムカ-女運転手に加茂さくら、
ボルサリ-ノ2に田中邦衛が扮するなど豪華演技陣が勢揃い。
オ-プニングから笑わせてくれます。研ナオコ扮するバスガイドに桃次郎が卑猥なセリフを連発。
乗客の女子高生らと共に細川たかしの「心のこり」を合唱するところが、いかにもこの作品らしいところです。
大爆笑シ-ンでは、あべ静江が太宰治のファンであることを知った桃次郎が、笑福亭鶴光扮する露天の本屋
に太宰の本はないかと尋ね、鶴光から女子大生のエロ本を薦められ、激怒した桃次郎にぶっ飛ばされます。
加茂さくらの助手役として登場するのが、デビュ-間もないラビット関根(関根勉)ですが、彼の初々しい
演技も見逃せないところです。クライマックスは、長崎で待つ母親がいない幼い姉弟のもとへ、出稼ぎで
仕事が見つからず仕送りができなくて家にも帰れない父(織本順吉)を大晦日中に送り届けるという設定です。
他作品に比べると、時間までに送り届けるという緊急性に欠け、あまり感動はしません。
続編は失敗に終わることが多い日本映画界ですが、今作は10作品の中で最も多く観客を動員しました。
■ひとくちメモ・・・・トラック野郎・誕生秘話
元々は、やもめのジョナサン役の愛川欽也が、東映に持ち込んだアイデアであるといわれています。
当時、ラジオDJなどで引っ張りだこだった愛川欽也の番組に菅原文太が出演し、仁義なきシリ-ズが低調な
文太に「今度、一緒に映画でもやれたらいいね」という話をして、たまたまNHKで放送されたドキュメンタリ-
(自分のトラックをギンギラギンに飾って走っている集団を紹介する番組)を見た欽也が、東映に掛け合いました。
この集団こそが、ア-トトラックの全国組織「哥麿(うたまろ)会」で、トラック野郎では車輌提供からエキストラ
(トラック運転手)の出演に至るまで、全面的に協力しています。
◆ロケ地を訪ねて(本編の登場順)
①兵庫・姫路城・・・・https://travelking0105.blog.fc2.com/blog-entry-576.html
②長崎・グラバ-園・・・・https://travelking0105.blog.fc2.com/blog-entry-1024.html
☆画像:トラック野郎・爆走一番星 <東映ビデオ・定価4725円> 本編96分[主音声モノラル]
◇ジャケット紹介・・・・左から、研ナオコ・加茂さくら・菅原文太・愛川欽也・あべ静江・笑福亭鶴光
Author:travelking0105
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