★1979年8月公開 「第9作・熱風5000キロ」 <以下DVDジャケットより抜粋>
雄大な自然の広がる信州路を疾走する一番星号とジョナサン号。と突然、パトカ-が一番星に停止命令!?
桃次郎は、当て逃げの犯人に間違われたのだ。被害者の女性・西沢夏は、野性味溢れる美女。
彼女に見とれる桃次郎だったが、濡れ衣を着せられてさすがに逆上!ようやく疑いも晴れ開放された桃次郎は、
玉三郎が逆玉の輿狙いで働くドライブインで一休み。再び長野へと向かうが、そこで夏と再会する。
先日のお詫びをしたいという夏。だが桃次郎は何を勘違いしたのか、いきなり抱きしめ張り倒されるのだった。
一方、ジョナサンは子供部屋増築の資金稼ぎに、上松運送の材木輸送に切り替えるが、その矢先事故に遭う。
桃次郎はジョナサンの代わりに材木輸送をかって出るが、何と上松運送の娘があの夏だった。
9代目マドンナには小野みゆき。真夏が似合う美女と、男対男の熱気溢れるアクションたっぷりの娯楽編!
オ-プニングは、由利徹扮する写真屋が、桃次郎と行きつけのトルコ嬢・テル美の偽結婚写真を撮影します。
爆笑シ-ンでは、当て逃げ容疑で連行された警察署で、被害者・夏(小野みゆき)にお茶を出そうとした主任
警官(前川清)が、先輩の平警官(志賀勝)に「お茶よりもコ-コ-(冷たいコ-ヒ-)だ」と指示をします。
平警官が「おい、コ-コ-って何だ?」と問いただすと、すかさず桃次郎は「たくあんだ~」と叫びます。
一番星号を事故(クレ-ン車と衝突)で修理に出している間、桃次郎は木曽上松で材木輸送に精を出します。
そこで、出会うのがライバル・ノサップ(地井武男)です。まだ30代半ばの彼は、実に若々しいです。
上松運送の操配・夏のハ-トを射止めるべく、桃次郎とノサップの間で恋のバトルが繰り広げられます。
公開当時、小野みゆきは資生堂のキャンペ-ンガ-ルとして、世良正則&ツイストの「燃えろいい女」をバックに
「ナツコの夏」として一躍時の人となっていました。劇中の夏という名前も、ここからきています。
玉三郎(せんだみつお)がドライブインに納入させたインベ-ダ-ゲ-ムは、当時の大流行を受けての登場です。
クライマックスは、材木の積込作業中に死んだ安曇野の娘を母親の元へ送り届けるべく、魚津港を目指します。
大町から道なき道を進み、立山道路を通って富山へ抜けるという不可能なル-トもこの映画ならではです。
前作に続きシリアス路線を踏襲した今作ですが、一番星号の登場シ-ンが少ないのが残念なところです。
■ひとくちメモ・・・・トラック野郎と一番星号
星桃次郎(菅原文太)が運転する一番星号は、まさに映画「トラック野郎」の顔といえます。
三菱ふそう製11トン冷蔵車(2作目以降は同一車両)が使用され、毎作装いを変えて登場します。
近頃、今作「熱風5000キロ」仕様の一番星号がレプリカ製作され、話題を呼んでいます。
◆ロケ地を訪ねて(本編の登場順)
①長野・寝覚の床・・・・https://travelking0105.blog.fc2.com/blog-entry-142.html
②富山・アルペンル-ト・・・・https://travelking0105.blog.fc2.com/blog-entry-254.html
☆画像:トラック野郎・熱風5000キロ <東映ビデオ・定価4725円> 本編105分[主音声モノラル]
◇ジャケット紹介・・・・左から、小野みゆき・菅原文太・春川ますみ・前川清・志賀勝・愛川欽也・せんだみつお
Author:travelking0105
旅行記を中心としたブログです。
旅好きな40代・二児の父です。
乗り物全般・映画・グルメの記事も
投稿しております。ご覧ください。
応援よろしくお願いします。